ごあいさつ

私ども武智産業は、この大阪市港区の地で創業以来５０年にわたり『豊かな暮らしと住みよい街づくり』を目指して、地域社会に貢献できる企業たらんと経営努力を続けて参りました。

その目的を果たすため、志を同じくする他の賃貸住宅経営者の皆さまと結成いたしました公益社団法人 全国賃貸住宅経営者協会連合会（ちんたい協会）は、民間団体として昭和４４年に当時の建設省より認可を受けた唯一の社団法人であります。

協会が発足した昭和４０年代は日本経済の高度成長期でもあり、都市部へ人が集まり、住宅は極度に不足し、質よりも量が求められた時代でもありました。

しかしその後、全体的な住宅ストックは、平成２５年には世帯数の５，５５８万に対し、住宅数６，０６３万戸と充実してきており、現在では「量より質」が求められるようになってきました。

また、賃貸住宅居住世帯は全世帯の約４割に及んでいますが、いくつかの調査によると、最近では持ち家から借家へ、思考の変化がみられます。

さらに少子・高齢化社会を迎え、福祉型賃貸住宅の供給も期待されるなど、賃貸住宅への要望も多様化しております。

このように、多様化する借家希望者のニーズに対し、現在の市場は、需要者たる借家希望者にとって情報が不足している状況にあり、加えて、高齢化社会の現出、定期借家権制度導入などといった社会の動向の中で、ますます市場において必要な情報が質・量ともに拡大してきています。

そこで、借家希望者がより広い範囲から物件を選択できるよう、ちんたい協会では賃貸住宅の流通市場整備をはじめ、高齢者向け賃貸住宅に関する情報や定期借家制度の法的意義・導入目的をはじめとする借地借家法体系の基礎的な知識、活用手法に関する情報など、市場に不可欠な情報提供を行っております。

どうか皆様方の一層のご理解とご協力をお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。